学志入楽(慶應義塾大学通信教育課程)

思うところあり、慶應義塾大学通信教育課程(経済学部)に学士編入しました。志を持って楽しく学んでゆきたいと思います。

科目回顧(国際貿易論、保険学)

 科目回顧、次は国際貿易論と保険学です。国際貿易論は慶應通信経済学部の選択科目の中では少ない4単位科目です。2015年度の夏スクで国際経済学を履修したので、これとの抱き合わせでレポを書きました。ちょうど、TPPの議論がされていた時でもあり、TPPFTAの役割を考える機会となりました。この科目の4単位が効いて、116単位に到達しましたが、試験は持込だった分、限られた時間で解答するのも逆に難しかった科目です。

 保険学は学士入学では最後の配本になります。経済学部の4年度後半の配本で通信教育部発行の配本はこの科目だけであとは市販書採用科目です。よって、最後の教材費はこの1冊のためだけに支払ったということになります。配本自体はリスクというものの考え方をちゃんと経済学の観点から理解した上での保険の必要性や制度枠組み、そして理論的問題を理解する必要があり、奥が深い科目です。保険と聞くと保険会社の外交員というイメージしか日常生活ではありませんが、もちろんそんなことはないわけでして(笑)。

科目回顧(地理学I(E)、地理学II(E))

 科目回顧、今回は地理学シリーズ。私自身、子供のころから地図は大好きでした。親が言うには子供の頃は、段ボール箱に入って、地図を眺めていたとのこと。しかし、前学で法学部に行くと地理を学ぶ機会もなくなりました。慶應通信に入って、地理学の科目があるということで取り組んでみました。

 地理学I(E)は経済地理学として、トランスナショナル化がメインテーマになるテキストです。生産やロジが国境を越えて広域化することによる企業の対応とそれに伴う地理学的影響が問題になります。レポも試験も興味深く取り組めました。

 地理学II(E)は地誌学を扱うテキストです。今、これの応用として巷に大きな影響をもたらしているのがポケモンGOでしょう。レポはなんと旅プラン作れというような内容だったと思います。ガイドブックや資料を調べてどんな旅行計画がいいか。ワクワクしながらレポを作成しました。経済変動論がワープロの可否が踏み出す基準でしたが、この科目はレポのお題が決めてになりました。ただ、試験は1回やり直しに。予想を全くしてないところから出てしまいました。しかし、2015第3回科目試験で受かったので116単位目に到達したことに寄与した科目です。

 スクでは経済地理という科目がありますが、最近、夏スクでは開講されてません。夜スクが多いようです。2014年度に開講がありましたが、日吉周辺の巡検に行くとシラバスにあり、あまりの暑さに倒れるのではないかと屋内型科目にしてしまったのでした。。。

  そういえば、法政の通信にはなんと単独の地理学科があるそうです。面白そうですが、巡検が多そうです。

科目回顧(会計学(E)、商業学)

 今日から週末スク開講ですね。3週間、土日が潰れる体力勝負になります。季節柄、特に地方から参戦の方には台風が気になりますが、無事に3週間、通学できますように。大阪でも開講されて、逆に東京から大阪へという方もいらっしゃるかと思います。私が三田で受けたときは台風が来て、試験を受験できず、単位が風雨に流されていきました。

  科目回顧、今日は会計学と商業学。過去にも書いていますが、慶應通信の経済学部は商学部の内容も勉強できるのですが、私はその利点をあまり使ってませんでした。でも会計学と商業学は取りました。

 会計学(E)は純粋な会計学というよりは会計制度史の味付けが含まれています。もちろん、会計の基本思想は抑えての話です。発展として会計監査という科目もあります。レポは興味深く取り組めました。しかし、この科目はテストが書けなかったです。他科目との兼ね合いで勉強不足のまま試験に突入してしまいました。単位は何とかいただけたのですが、少し反省点が残る履修でした。配当単位数が3と言う。通学だと3単位なんて配当はあまりないと思います。通信は配本のページ数が単位数の基礎となっているそうなのですが、そうでない科目もままありますね。2単位なのに百科事典みたいな分量とか。

 商業学はマーケティングなんかも内容として出てきます。マーケティングと言えばコトラーが一番に思い浮かびますが、マーケティング論自体はスクでの開講です。もう少し広い流通システム全体を扱います。レポも試験も書けたと思いましたが、試験はちと辛かった?まぁ、こんなこともあります。

科目回顧(国民所得論、経済変動論)

 科目回顧、今回は選択科目の理論系科目、国民所得論と経済変動論です。配本によれば、国民所得論は国内総生産はこれを構成するパラメーターが変わるとどのような影響を受けるかを扱う科目です。要するに短期での「景気」の変動要因と対処法を考える基礎になる科目ということで、マクロ経済学の基本の定着がメインとなる科目です。この科目に取り組んでいたとき、他の必修も立て込んでいて、しんどい時期でした。配本は分かりやすく書かれている分、シンプルな記述が奥の深さを感じさせる内容でした。計算も出来ないといけません(簡単ですが)。

 一方、経済変動論はより長期的な経済成長を理論的に考察するものです。この科目は現在、レポは写経が要求されています。私はワープロが使える最後の年に駆け込みで出しました。レポ自体はどちらかと言うと細かい部分で1回、やり直しになりました。科目試験も複数回受験し、それなりに苦労しましたが、2015年度第3回科目試験で奇跡的にこれの単位が通ったおかげで116単位に到達し、単位満業となった思い出深い科目です。配本はかなり高度な内容で難しかったですが、参考書も買って要点だけ抑えるようにすると面白くなってきました。あえて取らなくてもいい難しい科目にトライすると身になりますね。

 そういえば、理論系の選択テキスト科目ってみんなマクロ分野ですね。

秋の陣

 通信公式サイトに卒業試験実施中のメッセージがありました。今週からは3週間の週末スクが開講ですか。昨年は週末スク(大阪)→科目試験6連戦→論文指導のスケジュールでした。ハードな日程を組まれた方はご体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。

科目回顧(放送英語)

科目回顧、今回は放送英語(R)、放送英語(W)。この科目はネット上に配信される1回30分の授業の音声データを1年間視聴し、秋のレポ1回、秋と春の科目試験を受験し、基準に達すると1科目あたり1単位取る事ができます。他にフランス語とドイツ語もあります。2013年度まではラジオたんぱの"慶應義塾の時間"で授業がありましたが、私が履修した2014年度からラジオ放送は無くなりました。卒業単位としては学士入学のみこの科目でスク履修の英語を取ったものとして扱うことが出来ます。

放送英語(R)は短編小説集のテキストから選んだ何編かを精読しました。文法的には分詞の用法が超ポイントでした。話的にはレストランでのランチの話が最高に受けました。レポは作品の内容について評するものですが、文学作品の鑑賞はほとんどやったことがないので、つい7000位書いてしまいました。文学部の文学系統の専攻の方の日々の勉強の大変さと遣り甲斐がちょっとだけ垣間見えました。

放送英語(W)はパラグラフやエッセイの書き方を英語の構造に注目して解説されます。前学ではパラグラフライティングはあまりやりませんでした。リスニングばかりLL教室でやってたような。私が履修した年は先生が交替された初年度でテキスト自体が横文字でした。とても勉強になりました。あのテキストは折に触れ、復習に値します。

履修では、科目試験を1回でも欠かすと評価にかなり影響し、しかも追試無しという日程管理が最大の鬼門になる科目です。

科目回顧(経済史)

科目回顧、次は必修最後の経済史。経済学部では、経済史が4単位の必修です。レポはヨーロッパのとある国について経済的変動を考えるもので、とても興味深く取り組めました。経済史では受験の世界史のように舌を噛む人名より物事の流れと関連を抑えるのがポイント。しかし、試験は分厚い配本からピンポイントの1問だけなので、対策は大変。私は幸い2回目で通りましたが、ほとんどまぐれですね。この科目と理論系の必修を組み合わせると試験がかなり大変だなと。