学志入楽(慶應義塾大学通信教育課程)

思うところあり、慶應義塾大学通信教育課程(経済学部)に学士編入しました。志を持って楽しく学んでゆきたいと思います。

科目回顧(経済政策学(E)、金融論(E))

 必修科目の科目回顧が続きます。今回は経済政策学(E)と金融論(E)。経済政策学(E)は経済原論をベースにより応用的な政策分析に使う理論が紹介されたテキストです。履修としてはレポも試験も1回で通りましたが、きっと何かの理由でたまたまサービス期間だったのだと思っています。テキスト自体は決して易しいものではないように思います(慶應通信の配本自体に簡単なものは基本、無いですが)。でも、必修科目のテキストの中では好きなテキストです。スクは夏と夜間に開講が通例化しているようです。スクは「学」の字がつきません。内容も全く別。私は夏スクの方を取りました。私が取った年だけたまたま藤田先生がお一人で6日間ご講義されるというある意味、特別版の年でした。内容はスピード感がすごくて、私のような反射神経をもっての計算能力が無い身にはついていくのが大変でした。また、藤田先生のご活動の多面さが如何なく発揮され、系列高校で教えておられる生徒さんまで登場するというすごさでした。

 さて、問題は金融論(E)。慶應通信原論よりも苦労した私の中での最難関科目でした。人から「難関科目にあっさりパスするのに、そうでない科目で躓くね」と言われたような。私の年から新テキストに切り替わり、レポは12問位ありました。まず、原論で「しっかりと書く」ことを要求されていたので、そのノリでいて12問をしっかり書いたら、卒論を超えないかと。そこから迷走の始まりでした。12問だかを逆に4000字で書くとすると1問400字ちょっと。この科目での「よく書けている」の基準は何なんだろうと考えだして無限ループにはまりだしました。レポは2回不合格になり、試験は3回受けた気がします。レポは100枚を超え、とうとう、返信の時には普通の返却用封筒に入らなくなりました。合格になっても、「こなへんで堪忍しといたるわ」と言う文言が透けて見える空気感でした。試験も全く受かる気がしませんでした。卒業試験に通っても、まだこれ1科目の試験だけ1年ほど受け続けていたような悪夢がまだよみがえります。終わったときは「闘争に終止符」でした。(続く)