天平と経済史と
今日から開幕した正倉院展に早速行きました。初日は意外と空いてました。待ち時間無しで直ぐ入れたので、初めてボランティアによる展示品解説のプレゼンを聴きました。今年は展示はややコンパクトに?使っていないスペースがちらほら。古文書の中に80歳以上の高齢者や結婚相手に先立たれた人、生活能力が無い人等に臨時に食糧を配給する政策の話が書いてあり、昔も社会政策の話は為政者には重要だったことが分かります。経済史からは和同開珎が展示されてました。奈良時代の古文書はしっかりした漢字なので、字は読みやすいです。理解には漢文の知識が必要ですが。平城京の市は近鉄橿原線九条駅辺りにあったそうですが、万葉集にもちゃんと市場での買い物で失敗した人のやってもうたな歌があります。
"西の市に ただ独り出でて 眼並べず 買ひてし絹の 商じこりかも"