学志入楽(慶應義塾大学通信教育課程)

思うところあり、慶應義塾大学通信教育課程(経済学部)に学士編入しました。志を持って楽しく学んでゆきたいと思います。

科目(スクーリング)回顧(産業組織論、経済政策)

 スク科目の回顧が続きます。今回は2014年度夏スクの2期に受講した産業組織論と経済政策。午前に受講した産業組織論はモノやサービスの提供者である企業や企業グループを考察対象とするミクロの応用分野です。この科目の開講は今年が最後で当分、開講されないと1回目で仰ってました。スクの楽しみはいろいろありますが、私はなるべく「限定もの」を拾うのを基本にはしていました。この産業組織論もテキスト科目には無いので早めに受けようと思っていました。1期の経済法とのセット科目として考えると理解が深まると先生がおっしゃっていました。産業組織論にはいろんな分野がありますが、授業で扱われていたのは独占・寡占や合併・買収、価格差別化といった従来からある産業組織論の基本的知識をSCPパラダイムに即して解説するという感じでした。産業組織論の大きな柱として企業自体の組織をどうすればそのパフォーマンスを最も機能するようにできるかという問題を考える系統もあり、私の論文はどちらかと言えばそちらの要素が若干含まれています。

 午後の経済政策は通例、お二人の先生でのオムニバス式となっていますが、ペアの先生が在外研究?かでご不在の年で藤田先生がお一人で6日間ご担当されるある意味スペシャルな年になりました。藤田先生の話術・話題の豊富さが有名な科目ですが、授業自体は国民所得論の内容を中心に1000本ノックのように計算問題をやったりするなどその場での応用が必要になります。決して内容が易しいというわけではなく、頭をちゃんと使って考えなければその場ではわかりません。理解できているということの意味が問われる(成績評価とは別に)科目だと感じました。個人的にはこの1000本ノックについていけておらず、修行不足を大いに実感・反省しました。